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Vol.66 プティ・シラーは来るのか? その1:フォピアノ

 

 

Petite Sirah
Russian River Valley Estate

 

プティ・シラー特集、第一段はフォピアノ・ビンヤーズ(Foppiano Vineyards)です。

本日のお勧めワイン:
【 2002 Petite Sirah Bacigalupi Vineyards $17.50 】
【 2002 Petite Sirah Russian River Valley Estate $23 】

【 プティ・シラーの元祖 】

フォピアノ・ビンヤーズは100年前からソノマのロシアンリバーバレーで葡萄栽培とワインメーキングを営む歴史あるワイナリー。イタリアから移民してきた初代フォピアノ氏がソノマにワイナリーを設立したのは1896年のこと。100年前のワイナリー設立当初からプティ・シラーを栽培し続けてきたプティ・シラーの長老でもあります。

その後訪れた禁酒法の時代に他のワイナリーが次々と倒産していく中、フォピアノ一族は家庭醸造用ワインの原料として葡萄を販売し禁酒法時代を生き延びることが出来ました。

【 愛しのプティ・シラー 】

禁酒法後にはジャグワインを製造していましたが、その後1960年代には葡萄品種ごとのバラエタルワインの製造を開始。品種ごとのワインですらまだ珍しかった時代ですが、この頃からすでにフォピアノではプティ・シラーのワインを販売していたのです。

現在の社長、ルイス・フォピアノ氏は当時を振り返ってこう語っています。「なぜプティ・シラーなんて育てているのか?と私は長い間言われ続けてきました。もちろんその理由は美味しいからです。プティ・シラーの豊潤で香り高い風味、しっかりとしたタンニンはとても魅力的です。」

【 プティ・シラー運動 】

長い間日の目をみなかったプティ・シラーですが、フォピアノ・ビンヤーズが中心的役割をなし現在ではプティ・シラーの団体が出来るまでとなりました。

毎年開催されるプティ・シラー・シンポジウムもフォピアノ・ビンヤーズが会場となっています。フォピアノ無くして現在のプティ・シラー・ムーブメントは無かったと言っても過言ではないかもしれません。

【 買いやすく飲みやすい 】

そんな100年以上のプティ・シラーの経験を持つフォピアノのワインはバランスが良く素直なワイン。葡萄本来の味を体験することが出来ます。

2002 Petite Sirah Russian River Valley Bacigalupi Vineyards ($17.50)はロシアンリバー沿いを走るウエストサイドロードにある畑の葡萄を使ったもの。ラズベリーやストロベリーの果 実。白コショウの香り。ベルベットのようなフィニッシュ。ぐいぐい飲めるワインです。生産量 1600ケース。

2002 Petite Sirah Russian River Valley Estate ($23)はフォピアノ・ビンヤーズを代表するワイン。濃い紫色、スパイスや黒胡椒の複雑な香り、完熟ベリーやチョコレートの深みのある味、シルクのようななめらかなフィニッシュ。おすすめです。生産量 7000ケース。

一般的に生産量 が少ないプティ・シラーですが、フォピアノのワインは生産量も多く広く流通 されています。さらに値段がお手頃なのも魅力。見つけやすく買いやすい、お手軽にプティ・シラーを試してみるのにぜひどうぞ。

2005.4.7

 

 




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