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Vol.48 カリフォルニアワインといえばナパのカベルネ

カベルネ・ソービニオンの葡萄

 

オークビルの葡萄畑

 

ナパバレーの主なカベルネ産地

 

11月も下旬にさしかかり、だいぶ肌寒くなってきましたね。私はなぜか寒くなってくるとボルドー系のワインが恋しくなります。来月はクリスマスや忘年会、年末年始等イベントが目白押し。ということで、とっておきの食事にも相性抜群のカベルネ・ソービニオンを特集したいと思います。

シャルドネが白ワインの代表格ならば、赤ワインを代表するのは間違い無くカベルネ・ソービニオンでしょう。寒冷な地域以外ならば比較的栽培が容易ということもあり、フランスのボルドーを筆頭にイタリア、オーストラリア、南アフリカ、チリなど世界中で栽培されています。

【 舌もとろける美味しさ 】

典型的なカベルネ・ソービニオンの特徴はブラック・カラント、カシス、プラム、ブラックチェリー、スパイス、ハーブ、オリーブ、ミント、タバコ、杉、セージ、アニスなど。温暖な地域ではよりしなやかでエレガントに、寒冷な地域ではピーマンなどの野菜風味が強くなります。

最高のカベルネになると、色は濃い紫ルビー色、フルボディで素晴しい濃縮感、様々な深みのあるフレーバー、しっかりとしたタンニンが味わえます。美しく熟成したカベルネは腰がくだけるほどの美味しさです。

【 やっぱりナパでしょ 】

カリフォルニアの代表的な産地はナパ、ソノマ、サンタクルス、パソロブレス等ですが、その中でもやはりカベルネといえばナパバレーでしょう。「カリフォルニアワインといえばナパのカベルネ」と言ってもいいくらいその品質と知名度は確固たるものとなっています。

ナパバレーの中でも地区によってワインの個性が微妙に異なります。ナパバレーの中のさらに細かい地区では、ルーサフォード、オークビル、スタッグスリープ、セントヘレナ、カリストガ、ダイアモンド・マウンテン、ハウエル・マウンテン等が代表的なカベルネの産地です。

【 カルトワイン銀座 】

中でもルーサフォードとオークビルは2大巨頭。この地区を代表するワイナリーとしては、スタッグリン、コッポラ、ケイマス、ダラバレ、ハーラン・エステート、ハインツ、オーパス・ワン、ロバート・モンダビ、スクリーミング・イーグルと、$100以上する超本気のカベルネを作るカルト・ワイナリーが目白押しです。

ナパバレー全体がカベルネを栽培するのに最適な土地と言われていますが、中でもルーサフォードとオークビルでは「普通 に育てても高品質の葡萄が育つ」というくらい、まさにカベルネのためにあるような土地なのだそうです。

【 種類も豊富 】

カリフォルニアのカベルネは、下は$2から上は$300以上。気軽に楽しめるデイリーワインから、何十年も寝かせる目的で作られた本気のカベルネまで様々なワインが作られています。気分や懐の具合で色々選べる所も魅力の一つです。

【 2001は当たりはずれの多い年 】

さて、今発売されている2001年ビンテージのカベルネ・ソービニオンはどんな出来なのでしょうか?2001年はとても気候に恵まれた年だったため、以前より素晴しいビンテージになるだろうと予測されていました。しかしいざワインがリリースされてみると、とても当たりはずれの多い年であることが判りました。

ワインスペクテーター誌のテイスティングコメントを見ると、結構びっくりです。素晴しい出来のワイナリーがある一方、今まで高得点の常連だった老舗やカルトワイナリーがものすごく低い点だったり、ものによっては「買わないほうがいい」というコメントまでついているのです。

同じワイナリーの中でもボトルによって当たりはずれがあるそうです。(例えば同じロバート・モンダビでも「リザーブ」は非常に良いが、「オークビル」シリーズはいま一つ、といった具合。)

品質に差がある理由として、「ワイナリーが限界ぎりぎりまで葡萄を熟成させようとした結果 、やりすぎてしまった」ことが原因の一つを考えられているそうです。逆に最適なタイミングで収穫した葡萄は素晴しいワインとなりました。

2001年もののカベルネを購入する場合は、テイスティングコメントなどをちょっと調べてからにした方が良さそうですね。

次回からはおすすめカベルネをご紹介していきます。

2004.11.18

 

 




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