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vol.6 Michael Bonaccorsi氏 急死

 

 

 

Bonaccorsi Pinot Noir

 

 

 

Bonaccorsiのセカンドラベル
Red Monkey

 

 

 

 

 

スパーゴのマスターソムリエであり、BonaccorsiのワインメーカーでもあるMichael Bonaccorsi氏が1月15日亡くなりました。43歳でした。死因は心臓発作という話もありますが、詳細は不明のようです。今回は予定を変更してBnaccorsi氏について書きたいと思います。

Bonaccorsiのワインを初めて知ったのは今から数年前のことです。ロサンゼルスのWally’sというワイン屋さんのニュースレターに「Spagoのソムリエが作ったワイン」として紹介されていました。ソムリエが作るワインってどんなのだろうと興味をそそられ、飲んでみると非常にエレガントで美味しい!「Bonaccorsi、なかなかいいかも。」と好印象を受けました。

【 急な悲報 】

最近発行されたワインスペクテーターのウイークリーレーティングにはBonaccorsiのワインが軒並み高評価を受けており、このまま行くと入手困難なワインの仲間入りをするかの勢いがありました。彼の訃報がニュースに流れたのはその数日後のことです。

ロサンゼルスで行われた試飲会に現れなかったことを心配し、サンタバーバラにある家を捜索してもらった所、倒れているのを発見されたそうです。

【 ソムリエ時代 】

イリノイ出身のBonaccorsi氏は1988年にサンフランシスコのレストラン「マサ」で働き始めます。ここで彼は3年間の勉強の末マスターソムリエの資格を取得。その後1994年よりロサンゼルスの有名レストラン「スパーゴ」に勤務。彼が働くようになってからスパーゴは数々のワイン雑誌でレストラン賞を受賞するようになりました。

その後ソノマのキスラーやウイリアムス・セリエムで収穫を手伝い、ブルゴーニュのDomaine Georges Roumierで働いたことを通じてよりワインメーキングに興味を持つようになったそうです。

【 ワインメーカーへの転身 】

そんな彼がワイナリーを設立するきっかけとなったのがサンタリタヒルズ(サンタバーバラの新しいワイン地域)のピノノアールを試飲した時でした。サンタバーバラ、特にサンタリタヒルズ地区の可能性を感じた彼は1999年Bonaccorsi Wine Companyを設立。サンタバーバラとサンルイスオビスポ地区の葡萄を使ったピノノアール、シャルドネ、シラーを造り始めたのです。

「僕はカリフォルニアでブルゴーニュを作っているんだ。冗談じゃなくて、本気だよ。」とBonaccorsi氏が語る通 り、彼はサンタリタヒルズの評価を高めることに大いに貢献してきました。「彼にはとても刺激を受けたんだ」と、同じくサンタリタヒルズでワインを造るスティーブ・クリフトン(Brewer-Clifton)やクリス・カーラン(Sea Smoke Cellars)も言っています。

Bonaccorsi氏の友人も、「彼は本当にワインの全てが大好きだったよ。南カリフォルニアで最も有名なソムリエだけど、本当にワインメーキングを愛していたんだ。ワイン造りをしているのが本当に楽しそうだったよ。」と言っています。

彼は「いつの日か、サンタリタヒルズに葡萄畑と小さなワイナリーを持つのが夢なんだ」と語っていたそうです。サンタバーバラの期待の新人として注目され出した矢先の訃報、本当に残念です。

1月25日、ビバリーヒルズのスパーゴにてメモリアルサービスが行われました。

*参考資料:Wine Spectator Online

 

 




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