サンディエゴ群にもワイナリーが数件ある。Wild
Animal ParkのあるEscondido, りんごの街Julian, 海沿いのリゾートCarlsbadに集中しているので観光の途中にちょっと寄るのに良い。
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サンディエゴワイナリー訪問記
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歴史 |
1769年Junipero Serra牧師がサンディエゴ伝道所に聖餐用の葡萄を植えた。これは21あるカリフォルニア伝道所 のうち最初に建設された伝道所である。 一世紀後、経済発展の目的でEscondido Land & Town CompanyはEscondidoの1万エーカーの土地にマスカットの葡萄を植えた。この葡萄は食用、レーズン用、甘口のワイン用と様々なものに利用された。20世紀初頭には千エーカー規模のワイナリーが35件営業していた。 禁酒法の時代を生き延びるためにワイナリーは様々な模索をした。ワインを違法で販売するものも居れば、葡萄ジュースを売るものも居た。しかしながらサンディエゴのワイナリー廃業に追い込んだのは禁酒法ではなく、地価、水、葡萄の病気のせいであった。1960年にはBernardo とFerraraを除いた他のワイナリーは全てなくなってしまった。 現在地価はますます高騰の一途をたどっているが、それに反しサンディエゴのワイン産業は再び花咲いてきている。標高の高いSunshime
Summit, Juian, Ramonaには5件のワイナリーが営業している。それ以外のワイナリーは海に近い所にあり、日中は温かく夜は海風で冷え込む。ワイナリーによっては葡萄を買っているところもある。
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行き方 |
サンディエゴのワイナリーはサンディエゴ市から15号を北に1時間走った所にあるEscondidoとう町が中心。それ以外のワイナリーは各地にちらばっている。各ワイナリーにはサンディエゴ地区のワイナリーマップが無料で置いてあるので、ワイナリーに到着したら地図をゲットすると良い。 自分で運転するならAAAの"Guide
to California Wineries"という地図が必須アイテム。カリフォルニアワイナリーの地図と情報が非常に細かく載っている。北加、南加バージョンがあり各$3.95。AAA会員なら無料。
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ワイナリー最新情報 |
San
Diego County Vintners Association
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ワインショップ |
サンディエゴのワイナリーではあまり感動するワインに巡りあえないが、おいしいカリフォルニアワインを入手できる場所はいくつかある。 San
Diego Wine Co.
The Wine
Bank Winesellar
& Brasserie Vintage
Wine Ltd.
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レストラン |
海沿いのリゾートサンディエゴの中心街にはレストランが沢山ある。ワイナリー近辺も町中なので食べるところに苦労することは無い。 George's
at the Cove Trattoria
Acqua Winesellar
& Brasserie Il
Fornaio
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宿泊 |
サンディエゴには宿泊場所が沢山ある。オーシャンフロントのリゾートから安モーテルまで選びたい放題。リゾートするならコロナド、ラ・ホヤ、便利なのはダウンタウンガスランプ周辺、チープなのは色んな所にあるモーテル。
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サンディエゴワイナリー訪問記
Menghini Winery |
サンディエゴから一時間程山を登った所のりんごの街、ジュリアンにあるワイナリー。一時間しか走らないのにジュリアンには雪が降る。ここのところの降雪で街にはサンディエゴとは思えない雪景色が広がっていた。なかなか情緒がある。ワイナリーは街の中心から2マイル程走ったところにあり、入り口には葡萄畑とりんご畑が。ワイナリーもセラーの中にありなかなか雰囲気が良く期待出来そう。早速試飲。2000 Chardonnay($15)は、あれ??2000 Sauvignon Blanc($13)もハテ??名物のアップルワイン($10)は×××。う〜ん。ここはジュリアンに来たら寄ってもいいかなって感じかな。試飲は無料。ちなみに葡萄は買っており、入り口にあった葡萄畑はとなりの人のものだそう。(2001年2月訪問)
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Ferrara Winery |
Escondidoの住宅街の中にワイナリーがある。一見人の家のよう。1932年からずっとワイン作りをやっている歴史のあるワイナリー。街の歴史ポイントにも指定されている。ヨーロッパの古いワイナリーに行ったらきっとこんな感じかなと思わせるような古い良さの漂う建物にテイスティングルームがある。試飲は無料。飲み薬を飲む時に使うような小さいプラスチックのショットグラスで試飲する。香りはまったく判らない。オーナー一家とずっと仕事をしているというおばさんは陽気でとても面 白い。次から次へとワインを注ぎながらいろんなことを教えてくれる。オーナー一家はシチリア出身ということでワインはイタリア品種中心。そして安い!昔から値上げをしていないのだそう。白ワインはマスカット($9.20)を始めとした甘口が中心。赤で特に良かったのがZinfandel, late harvest Merlot, carignaneのブレンドであるNo Nie Geno Vino Di Caspano($8.60)。Late harvest Merlotがまろやかさを加えているのが面白い。オーナー婦人は以前はテイスティングルームのデリでイタリア料理をふるまっていたとか。おばさんによると「彼女の料理は激うまよ〜!!」旦那さんが無くなってからは作らなくなってしまったそう。残念。居ればいるほど次々にワインをそそいでくるので10杯ほど飲んだところでギブアップ。是非また来たい。(2001年1月訪問)
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Orfila Vineyards&Winery |
San Diego Wild Animal Parkに行く途中にあるワイナリー。飲み会明けで二日酔いにも関わらず通 り道にあったので思わず寄ってしまった。高台にあるワイナリーからの眺めは…冬なので荒涼としていた。葡萄の葉が生えたらきっときれいだろう。ピクニックテーブルやパーティーが出来る大きなテントもある。試飲は1杯なら無料。$3で7種類飲める。迷わず7種へ。しかしこれが間違いだった。二日酔いでワインが全然美味しくない。なんだか気持ち悪い〜。 ワイナリーにはお土産物も沢山あり、いろんなオリーブオイルやディップを試食できる。こちらはとても美味しい!ワインの味はさっぱり判らなかったのでまた健康体の時に出直そう…。教訓:ワインで迎え酒はやめましょう。 (2001年1月訪問)
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Bernardo Winery |
Escondidoの南にあるRancho Bernardoの閑静な住宅街の中にワイナリーがある。ワイナリー一帯がOld Townのようになっていて、他にもお土産物屋さんや各種ショップ、レストラン等があり一昔前のアメリカに来たような感じ。ワイナリーでは試飲が4杯無料。ショットグラスで試飲する。こちらもオーナーはシチリア出身ということでワインはイタリア品種中心。ワインはどれも飲み易く、値段も安い。あまり飲んだことが無いので1998 Carignane San Diego County Private Reserve ($11)を購入。(2001年1月訪問)
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Deer Park Winery&Auto Museum |
ナパにあるDeerk Parkの支店。一見峠のお土産屋のようなギフトショップの中にテイスティングカウンターがある。お土産屋には何故かアメリカのビンテージ物(マリリンモンローグッズ他)やビンテージ車が置いてある。オーナーの趣味だそう。とりあえず試飲する。2杯なら無料で6種全部なら$5でグラス付。まずサンディエゴの Chardonnayは…??? 次のChardonnayも△*??次のZinfandelはナパのワイナリーが作ったものということでまあまあ。サンディエゴのReislingもまあまあ。しかしサンディエゴのワインラベルの趣味が悪いこと悪いこと。車に対するこだわりは判るんだけどねぇ。 だったら無理してワイン作らないでいっそのことAuto Museumだけに集中すればいいのに…。カウンターの人にワインの質問をしたらナント、「私ワイン飲まないから良く判らないわ。」だそうです。ギャフン。(2001年1月訪問) |
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