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Vol.83 のんびりゆったりソノマバレー その4:セント・フランシス

スペイン調のワイナリー

シンプルできれい

リザーブテイステxング

窓からの景色

 

Old Vine Zinfandel

 

Reserve Cabernet Sauvignon

ソノマバレー特集、ラストを飾るのはセント・フランシス(St.Francis Winery & Vineyard)です。

本日のお勧めワイン:
【 2002 St.Francis Zinfandel Old Vines Sonoma County $22 】
【 2001 St.Francis Claret Sonoma County $22 】
【 2001 St.Francis Reserve Cabernet Sauvignon Nuns Canyon $45 】

セント・フランシスは私がとても気に入っているワイナリーの一つ。ここの赤ワインは本当に美味しいです。得にリザーブはどれも絶品。上質のチョコレートのようにまろやかで深く、優しい味。

「白ワインは好きだけど赤は苦手」という人がいたら、ここのリザーブの赤を騙されたと思って一度飲んでみて欲しい。きっと「あれ?赤ワイン美味しいかも。」と思ってもらえると思います。

【 美味しいワインの産地 】

セント・フランシスがあるのはシャトー・セント・ジーンの道挟んで向い側。この辺には良いワイナリーが沢山ありますね。それだけ葡萄に適した気候なのでしょう。

セント・フランシスのワイナリーはスペイン風の建物。2001年に完成した新しいビジターセンターは砂漠の中のオアシスのような場所。試飲はクラシックラインが$5。そしてリザーブは$10。さらにおつまみとのペアリングを楽しめるコース($20)もあります。

【 メルローの匠 】

ワイナリーの設立は1979年。サンフランシスコで家具関連のビジネスをしていたジョー・マーティンと、リロイド・カントンがソノマバレーに畑を購入したのが始まりです。

セント・フランシスの名前が知られるようになったのは、ワインメーカー、トム・マッケイを迎え入れたことがきっかけです。それまで白ワインを中心に生産していたセント・フランシスですが、マッケイ氏の提案により赤ワインにシフト。そして1980年代初頭にソノマカウンディで初のメルロー100%のワインを発売します。

これが一躍有名になり、セント・フランシスは美味しい赤、得にメルローが良いワイナリーとして多くのメディアに取り上げられるようになりました。マッケイ氏は1997年にはワインスペクテーター誌の「マスター・オブ・メルロー」を受賞。「リッチで深みがあり複雑なワインを毎年一貫して生産するワイナリー」として評価されています。

【 美味しさの裏には優しさ 】

なにがそんなにセント・フランシスのワインを美味しくさせているのでしょう?もちろん「ワインによってアメリカンオークとフレンチオークを使い分ける」などの製造工程に秘密があるのでしょうが、一番の要因はワイナリー全体にただようとても良い雰囲気だと思います。

セント・フランシスは訪問客が多いにも関わらず、一人ひとりにとても丁寧に対応してくれます。きっと葡萄も丁寧に扱ってもらってるんだろうなと思わせます。

【 お手ごろワイン 】

セント・フランシスではソノマカウンティシリーズとリザーブシリーズを作っています。ソノマカウンティシリーズは気軽に飲めるデイリーワイン。リザーブはとっておきの時のワイン。といっても他のワイナリーの「リザーブ」ほど高く無く、とても購入しやすいのが魅力です。

白も良いのですが、やはりお勧めは赤。2002 St.Francis Zinfandel Old Vines Sonoma County ($22)はブラックチェリー、ラズベリー、ブラックベリー、ハックルベリーの果 実。複雑な味が何層にも重なっている。スモーキーな香り。なめらかなダークベリージャムとチョコレートのような風味。生産量 25000ケース。

2001 St.Francis Claret Sonoma County ($22)はメルロー66%、カベルネ30%、ジンファンデル4%のボルドーブレンド。スギ、フレッシュハーブ、ココナッツ、バニラの香り。完熟プラム、ストロベリーの果 実。ミディアムボディでたっぷりのタンニン。とてもコストパフォーマンスの良いワイン。デイリーワインに最適。生産量 18000ケース。

【 チョコうまワイン 】

そしてリザーブシリーズでは、2001 St.Francis Reserve Cabernet Sauvignon Nuns Canyon ($45)がお勧め。マヤカマスマウンテンの畑からとれた葡萄を使っているこのワインは濃い色、たっぷりのタンニン。カシス、ミント、ブラックチェリー、チョコレートの風味。深く複雑で、上質なチョコレートコーティングされた干しぶどうのよう。生産量 3500ケース。

セント・フランシスのキーワードは「チョコレート」ですね。どうも私はこのチョコ風味のワインに弱いみたいです。セント・フランシスでは他にもリザーブ・カベルネフラン(これまたすごく美味しい)等、ワイナリーでしか販売していないワインがあります。ぜひ一度訪問して、いろいろ味わってみてください。

2005.8.4

 

 




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