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Vol.98 ワイナリーの歩き方:ソノマ訪問記〜day3

Kosta Browne のワイナリー
(Freeman)

Danさん。

Kevin。ピンぼけ〜。

SaliniaとHeintzのワイン

Andy PeayとVanessa Wong

Peayの施設。ハイテクです。

 

ソノマ三日目、今日はかねてより行ってみたかったワイナリーを訪問します。 それはコスタ・ブラウン、ペイ・ビンヤーズ、そしてサリニア・セラーズです。

どのワイナリーも訪問はアポイント。収穫時期なので訪問は難しいかな?と思っていましたが、忙しい合間をぬ って訪問を了承してくれました。

【 ブレンドの達人 】

まずはコスタ・ブラウンに向かいます。コスタ・ブラウンはピノノアール専門のワイナリー。以前買って飲んだKanzler Pinot Noirがとても美味しかったので訪問。

ワイナリーはセバストポールという街のそば。フリーマンの施設を使っています。ワイナリーに到着すると、コスタ・ブラウンの共同オーナー、ダンさんが出迎えてくれました。

完成したばかりのケーブの中で試飲。3種類のピノを飲みましたが、一番よかったのは2003 4Barrel Sonoma County($65)。バランス良くエレガント。舌触りなめらかで素晴らしく美味しいワイン。その年の最も出来の良かった樽をブレンドしたワインというだけはある。そしてお値段もそれなり。もったいないので全部飲み干す。

次はバレル・テイスティング。異なるクローン、異なる樽で熟成されたワインがいかに個性の違うものになるかを体験させてくれました。全く同じ条件の葡萄でも樽が違うだけでびっくりするくらい味が違うのです。フレンチオークのワインは甘いバニラトーストの香りがするのに、ハンガリーオークのワインはコーヒーやエスプレッソの香りが。

コスタ・ブラウンではクローンごと、異なる種類の樽ごとにワインを熟成させ、最終的にこれらのワインをブレンドするのだという。スパイスを使い分ける料理人みたい。ワイン造りって本当に様々な要素があって奥が深いな〜としみじみ感心。

ダンさんは本当に人当たりの良い方で、ものすごく楽しく勉強になる時間を過ごさせてくれました。ますますコスタ・ブラウンのファンになっちゃいましたよ。

【 偶然! 】

さて次に向かったのはペイ・ビンヤーズです。ペイのワイナリーがあるのはクローバーデール。ソノマでもかなり北に位 置する街です。ペイのワインはあまりの美味しさに3本一気飲みしてしまったほど。値段もリーズナブルなこともあり、今回是非とも訪問してみたいワイナリーでした。

そして偶然にもサリニア・セラーズはペイの施設でワインを造っているという。これはラッキー。サリニアのオーナー&ワインメーカー、ケビンさんともペイで落ち合うことにしました。到着後まずはケビンさんと会うことに。

【 イケメンワインメーカー 】

サリニアは、メーリングリストに載りたいと連絡した所、今回のワインオファーには間に合わなかった旨をなんと郵送のカードで返事をしてくれたのです。

「今どきこんな丁寧なワイナリーがあるなんて〜」と感動してメールした所、メールの返事も迅速丁寧。「きっといい人に違い無い」とアポイントをとることにしました。「気の良さそうなおじさんかな?」と思っていたら、なななんとっ、超イケ面 の若いお兄ちゃん!かっこいい!目に吸い込まれそう。

ケビンさんはサンノゼ出身。近所にワインがらみのものが沢山あったので、自然にワインに興味を持ったと言う。UC Davisに進みワインを勉強。コパイン等で修行をしてサリニアを立ち上げたそうです。

彼はサリニアの他にもハインツ・ランチのワインメーカーを勤めているそうで、今回はサリニアとハインツ両方のワインを試飲させてくれました。

ケビンさんはエレガントで控えめな、食事に合わせやすいワインを造りたいと思っているそう。そんな彼のワインはどれも酸味が効いた上品な造り。特に2004 Salinia Keefer Ranch Pinot Noir ($40)はなんと、あんずのしそ漬けや甘い梅肉の味が!これはぜひ和食に合わせてみたい。今までのカリフォルニアピノとは違う、新しいスタイルかも。

ケビンさんはイケメンだし、ワインも良いし、メディアに出てくる日も近いとみた。

【 完璧主義 】

次はペイのアンディさんの所へ。ペイはペイ兄弟の所有するワイナリー。ソノマコーストに畑を所有しています。アンディさんの弟、ニックが畑の管理をし、彼の奥さん、バネッサがワインメーキングを担当しています。アンディさんはビジネス全般 を見ていると言う。

ペイの施設の印象は「とにかく完璧主義、お金かけてる!」。ワイナリーは再新技術の固まり。8セクションに分かれた熟成ルームはそれぞれ微妙な温度管理ができるようになっているという。それ以外にも随所にこだわりがあり、ここまでやって美味しいワインが造れないわけがない、というストイックさ。

食事と共に飲む位 置付けの、ヨーロピアンスタイルのワインを造りたいと思っているペイのワインは酸味がさわやかで軽やかなワイン。幅広い料理に合わせやすく、和食ともいける。ピュアで素直な果 実味。そしてなにより値段が$28〜$45とリーズナブルなのが魅力。ケース買いしたいワインです。

生産本数が50〜300ケースと激レアなので、人気が出過ぎないことを祈るばかり。「このままの値段でいてくださいっ!」と駄 目もとでお願いして来ました。

ソノマday3のフォトギャラリーはこちら

つづく

2005.11.18

 

 




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