Clos Pepe訪問記


Clos Pepe Vineyards

Buelltonのワイナリー

WesとChanda

1994年にサンタバーバラの西にオープンした葡萄畑。ピノとシャルドネの生産者として有名だがオリジナルワインも作っている。訪れた日は丁度収穫が終わった次の日。忙しい時期にもかかわらず快く迎えてくれた。

Clos Pepeの畑はBabcockを通 り過ぎた少し先にある。畑の中を抜けるとWesさんの6匹の犬が畑の中を走り回ってにぎやかに歓迎してくれる。相手をしてくれたのはClos Pepeのすべてを運営するWesさん。元英語教師だったというWesさんはとってもナイスガイ。情熱的に畑やワインメーキングについて語ってくれた。

極力人工的な手を加えず葡萄を自然環境の中で育てていくというポリシーをもつClos Pepeではすべてオーガニック。コストはかかるがその分自然そのままの葡萄が出来上がるという。

畑の見学がひととおり終わった後にゲストハウスでシャルドネをごちそうになった。樽香の強い典型的なカリフォルニアワインよりも酸味のあるフランスに近いスタイルを目指しているというWesさんのシャルドネはすっきり酸がさわやかで実に美味しい。ピーカンに晴れたカリフォルニアの空の下、カリフォルニアクイジーンやシーフードと一緒に楽しみたいようなシャルドネ。湿度が高く暑い日本の夏でも美味しそう。

一服した後Buelltonのワイナリーに移動してバレルテイスティングをさせてもらった。1ヶ月前に収穫したばかりの葡萄、新品のフレンチオークで寝かせたもの、新品のフレンチオークの中でも特にピノに適している高価な樽で寝かせたもの、古い樽で寝かせたもの、様々なワインを飲ませてもらい、その特徴を色々教わった。

私たち素人に対してこんなに時間を割いて実に親切丁寧に色々教えてくれて本当に感動。ワインに対する見識が深まったすばらしい訪問となった。

Santa Rita Hillsという新しいAVAを作るため立ち上がったのもWesさん。彼の愛情と情熱がこもった葡萄はこれからも素晴らしいワインを生み出していくだろう。(2003年10月訪問)


http://www.clospepe.com/

 

 




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