2001 Santa Barbara a Celebration of Harvest

 

毎年10月に行われるサンタバーバラのワインと食事のイベント、a Celebration of Harvestに行ってきた。チケットは完全予約制。早めに売り切れてしまったようで、当日あちこちに「チケット売り切れ」のサインが貼ってあった。行きたい場合は早めに予約した方が良いようだ。



駐車場から会場を臨む。遠いぞ〜。

会場はFoxen Canyon沿いにあるRancho Sisquoc Winery。ワインのラベルにもなっている白い教会の前を曲がり、どんどん奥へはいっていくと広場が登場する。余裕をかまして30分遅れに到着したら、なんと駐車する車の大渋滞。広い牧場が車でいっぱいになっていた。予想外に人が多い。やっと車をとめていざ会場へ。車のドアを開けたとたん…ウッ、あ、暑い!!内陸のせいなのか、その週末熱波が吹いていたせいなのか、とにかく暑い!!ものすごい灼熱地獄。帽子を持ってこなかったのはかなり失敗。
灼熱の牧場をてくてく歩いて入り口にいくとグラスとプレートを渡される。会場は芝生の広がる庭(にしてはとても広い)。あちこちにテントが設置されワインや食事がふるまわれている。いざ出陣。まずは最近注目のTantara Wineryでシャルドネとピノを味わう。うんうん美味しい。しかし灼熱の中で飲むワインの味はもうろうとして良く判らない。Tantaraは次の日にオープンハウスをやるというので明日あらためて飲み直そう。

その後あちこちでワインやらつまみやらを色々もらって飲み食いしたが、あまり個々の記憶が残っていない。ものすごく暑かったことと、お祭り騒ぎだったこともあっていわゆるじっくりテイスティングする雰囲気では無かったのだ。一つ一つのワインの味はあまり覚えて無いが、特出して美味しかったワインは強烈に印象に残っている。いろんなワイナリーのワインを立て続けに飲むので、ワイナリーの実力というものが明確に現われる気がした。



Tantaraのテント
やっぱり飛び抜けて美味しかったのがABCのピノとQupeの99 Hillside Syrah。ABCは次の日のオープンハウスの場所を聞きにいったついでに一杯もらったのだが、他のワイナリーとはちょっと一線を違える実力を感じた。とにかくバランスが良い。ABCのオーナー、ジムさんがいたので写 真をとったりしていたら「これも飲んでみ」とPinot Noir Knox Alexanderをそそいでくれた。これはさらにうまい!ジムさんは良い人だしワインは美味しいし、ますますファンになってしまった。Qupe Syrah Hillsideは濃縮された果実、とてもロングフィニッシュ、香りも味わいも素晴しい。



ABCのJim Clendenenさん。アロハが素敵。

J.Kerr Winesも負けていない。1998 Syrahは動物的でスパイシー、果実たっぷりでスモーキー。サンタバーバラの個性たっぷりのSyrah。1998 Chardonnayはトロピカルフルーツ、ハニーゴールドの濃密果汁。ちょっと甘めのさわやかなワイン。美味しい。Lucas & Lewellen Vineyardsでは美味しいテーブルワインをみつけた。2000 Dolcettoは$12。さわやかなイタリアンレッド。パスタにあわせたい美味しいワイン。Bedford ThompsonではMourvedreが美味しい。はじけるようなフレッシュな果実。
夕方になると風も涼しくなりすごしやすくなってきた。木陰でバンドの音楽を聞きながらごろごろしているととても気持ちが良い。

ワインが限られた種類しかおいていなかったり、適温でなかったり、人だかりでのんびり話しが出来なかったりと、真剣にワインをテイスティングするという意味ではちょっと残念だった。でもこれだけの数のワイナリーのワインを色々飲み比べるチャンスはそうそう無い。サンタバーバラの個性を改めて実感したり、新しい美味しいワインに出会ったり、お祭りならではの楽しさがあった。お金に換算すると多分$35くらいしか元をとれなかったと思うが、美しい自然の中でワインと料理を楽しむのはやっぱり格別 。とても楽しかった。



昼寝しましょう〜。
しかし3時間で飲みまくったツケは夜にやってきた。すごい頭痛と吐き気…。ああもっと強靭な肝臓が欲しい〜。飲みすぎにはくれぐれもご注意を。(2001年10月訪問)

 




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