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Vol.102 ワイナリーの歩き方:サンタバーバラ訪問記〜day3


Central Coast Wine Service

果 てしなく続く樽

これが葡萄用の機械とは

ボトリングライン

樽によじ登ってワインをとるギャリーさん。

Gary.
ワインも人柄もすばらしい!

サンタバーバラ三日目。今日はコア(Core)のデーブ・コーリー(Dave Corey)さんとのアポイントでサンタマリアに向かいました。

【 ドタキャン! 】

指定された住所に到着してデーブさんに連絡を入れてみると、電話に出ない。どこかに居るに違い無いと、施設の中に入ってみました。

するとびっくり。建物の中には永遠と続く樽、樽、樽。しかもその量 が半端じゃない!そしてあちこちにワイナリーのノボリが掛かっている。どうやらここは巨大なワインの集合施設らしい。

「デーブさんいますか〜?」と聞きながら、樽の間を右往左往。そしてやっとデーブさんとスペースを共有しているコスタデオロ(Costa De Oro)と、マックプライス・マイヤーズ(McPrice Myers)の所に辿り着きました。 すると「デーブは今日来て無いよ。収穫か、それか昨日食中毒で調子が悪そうだったから休んでるのかも。」だと。なんと、ドタキャンですか〜。

まあ収穫時期だからしょうがないか。ちょっと見学でもして帰るか。と思ってぶらぶらしていると、コスタデオロのギャリーさんが「せっかく来たんだからワイナリーを案内してあげるよ」と声をかけてくれました。

【 ギャリーさんに再会 】

実はギャリーさんと会うのはこれで3回目。向こうは覚えていませんでしたが、過去にオーボンクリマ(Au Bon Climat)のオープンハウスで会ったことがあるのです。

ギャリーさんはオーボンクリマの元アシスタントワインメーカー。オープンハウスで飲んだ彼のオリジナルラベル、コスタデオロが凄く美味しくて、その頃からのファンだったのです。思いがけずギャリーさんと会えてかなりラッキー。しかもワイナリーを案内してくれるとはスーパーラッキー!

【 巨大施設に圧倒 】

セントラル・コースト・ワイン・サービスというこの施設には、60件以上のワイナリーがあるそうです。ギャリーさん達のように場所を間借りすることも出来れば、電話一本だけで自分のワインをカスタムメードしてもらうことも出来るという。

ざっと見ただけでも、レッドカー、サマーランド、アルカディアン、ボナコルッシ、ヒッチングポスト、レーン・ターナー、モロビノ、シルバー、タンタラ、ウエストレィなどなど、サンタバーバラのそうそうたるワイナリーがこの施設を利用しているようです。

そしてとにかく何もかもがでかい!タンクエリアには今まで見たことも無いような巨大タンクがずらり。この中に落ちたら二度と上がって来れないでしょう。

葡萄の房を取る機械は、「ここは石の採掘現場か?」と思うくらいの規模。それ以外にも全自動の瓶詰めライン、ラベル貼りライン、梱包ラインと、本当にワインの巨大工場のよう。こんな場所がサンタバーバラにあったとは、軽くカルチャーショックです。

【 人柄がにじみ出るワイン 】

ひととおり施設を見学した後、ギャリーさんのワインをバレルテイスティングさせて頂きました。

もうすぐボトリングするという、ハワイのハレクラニホテル用のシャルドネはパイナップル、マンゴーなどのトロピカルフルーツの果 実。ハニ−ゴールドカラー。典型的なサンタマリアのシャルドネの味。いかにもハワイな感じですごく美味しい。

元オーボンクリマのアシスタントワインメーカーだけあって、オーボンクリマが手掛けたロイズレントランのシャルドネを彷佛させる。もしかしてロイズのワインもギャリーさんが作ってたのかな?

他にもピノノアールを何種類か飲ませてもらいましたが、どれもエレガント。さらに、奥様との共同プロジェクトであるデュオ(Duo)のシラーは、これまたスパイスが効いててスタイリッシュで美味しい。

【 惚れました 】

エレガントで料理に合うワイン造りを目指しているというギャリーさん。彼の作るワインは本当にはずれが無く、カリフォルニアでも、南国のハワイでも、高温多湿の日本の夏でも美味しく飲めるもの。そして値段も$10〜$30とリーズナブル。

そしてアポ無しだったにも関わらず、さらに収穫時期で忙しいはずなのに色々案内してくれたギャリーさんは本当にいい人。彼の人柄の良さにメロメロになりました。結婚したいワインメーカー、堂々一位 です。

ギャリーさんは来年新たにテイスティングルームをオープンする予定で、それに合わせてラベルも一新するそう。リニューアルしたコスタデオロにまたぜひ遊びに来たいです。

デーブに会えなかったのは残念ですが、その代わりコスタデオロ訪問が出来て大満足でした。ドタキャンしたデーブに感謝。

後日デーブから「すいません、収穫してました…。」のお詫びメールが。今度行ったらたっぷりワインを飲ませてもらうぞ。

サンタバーバラのフォトギャラリーはこちら

2005.12.16

 

 




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