♪♪♪　美味しい楽しいカリフォルニアワイン　♪♪♪

Villa Creekのレストラン

Avenger

Garnacha

High Road

Garnachaのボトル

お勧めシラーシリーズ。ラストを飾るのはビラ・クリーク・セラーズ (Villa Creek Cellars)です。つい先日ここのワインを飲んだのですが、あまりの美味しさにたまげてしまいました。しかも値段が安い！一種類を除いて全部＄２０代なのです。なのに味ははんぱなく旨い。かなりマニアックなワイナリーなのですが、ぜひとも皆さんに紹介したいと思いました。

本日のお勧めワイン：

【　2002 Villa Creek Avenger $24　】
【　2002 Villa Creek Garnacha $24　】
【　2002 Villa Creek High Road $40　】

ビラ・クリーク・セラーズはパソロブレスにあるワイナリーです。母体は同じくビラ・クリークという名前のレストラン。地元の素材を生かしたカリフォルニア＆メキシカンクイジーンの店です。オーナーはクリスとジョアン・チェリー夫妻。二人はレストランでオリジナルハウスワインを出したいと思い、２００１年にワイン作りを始めました。

【　ワインが安い！レストラン　】

ビラ・クリークのレストランはパソロブレスの中心街にあります。ド田舎のパソロブレスにおいて、唯３くらいのレストランの一つです。レストランは地元のワイナリーのたまり場になっているようで、私が食事をしに行った時にはワイナリーのスタッフが沢山飲みに来ていました。 あまり期待しないで食べにいったのですが、料理はスパイスが効いてて超美味しい。

そしてここはなんといってもワインリストがすごい！レストランではありえないくらい安いのです。ものによってはワイン屋で買うより安い！（Turley の単一畑のZinfandelが＄４５！ありえない！ちなみにワイン屋で買うと最低＄５０以上します。）

もちろんワインリストにはビラ・クリーク・セラーズのワインもありました。が、「あ、オリジナルのハウスワインがあるんだー。」と思ったものの昼間のワイナリー巡りで散々ワインを飲み、かなりグロッキーになってい私はワインをオーダーしなかったのです。

【　なんとあの人が関わっていた　】

その後しばらくしてビラ・クリークのワインが、葡萄はサクサムのジェームス・ベリー・ビンヤードを使い、ワイナリーはギャレットソンの施設を利用。そしてマット・ギャレットソンとサクサムのジャスティン・スミスがワイン作りを手伝っていると知り七転八倒しました。レストランまで行っておきながらそのワインを飲まないで帰ってくるなんで大大大不覚！！

しかもビラ・クリークのワインは超少量 生産の上、ほとんどをレストランで消費してしまうので普通に売ってない！無いと思うと余計欲しくなるのが人の常。今回２００２年ビンテージをワイナリーから直接ゲットしました。

【　＄２０代とは思えない　】

そしてその味は…いや〜びっくりしました。＄２４とは到底思えない。2002 Villa Creek Avenger ($24)は４０％シラー、３０％グレナッシュ、３０％モベデゥレのブレンド。ミディアムからフルボディ。果 汁たっぷりなジューシーワイン。ブラックベリーやスパイス、チョコレートやエスプレッソの香り。ボディがあるのに厚化粧にならない。

2002 Villa Creek Garnacha ($24)はJames Berry Vineyardからの１００％グレナッシュ。今まで飲んだグレナッシュの印象をくつがえすワイン。濃縮果 汁たっぷり。ジューシーでビッグなのにバランスが良くて複雑。舌にも沢山の粒子を感じる複雑で美味しいワインです。

2002 High Road ($40) は６５％グレナッシュ、２８％シラー、７％モベデゥレのブレンド。葡萄はJames Berry Vineyardから。2002 Garnachaをさらに複雑にしてパワーアップさせたようなワイン。James Berry Vineyardの特徴を存分に楽しめるフルーツ爆弾なワインです。Saxum Bone Rock Syrahなんかと比べて飲むと面白いかも。

「美味しいワインをあくまでもリーズナブルに」がポリシーのクリス。ビラ・クリークのワインが初ビンテージから高得点をマークしたにも関わらず、価格は据え置き。素晴しい！

今２００２年ものがリリースされたばかりなのでまたワイナリーから直接買えそうです。興味のある方は今すぐゲットするべし！ http://www.villacreek.com/

2004.5.20