♪♪♪ 美味しい楽しいカリフォルニアワイン ♪♪♪
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Vol.23 $1.99!のワイン:チャールズ・ショー
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Charles Shawのラベル
ボトルはこんな感じ。
トレーダー・ジョーズのロゴ
トレーダー・ジョーズの店舗。 |
ワインにはまった者誰もが陥るジレンマ、それはエンゲル係数がべらぼうに跳ね上がることです。もっと美味しいもの、もっとマニアックなものを追及すればするほどワインにかけるお金が増えてしまい、家計をじわじわと圧迫していく。さらに買ったワインが家のスペースも占領していく。まさしくワイン地獄状態。 そんなワイン地獄から脱出するべく今回は「安くて美味しいワイン」特集を組みたいと思います。はたして舌と財布の両方を喜ばせるワインはあるのでしょうか?はじまりはじまり〜。 本日のお勧めワイン: 【 Charles
Shaw Cabernet Sauvignon $1.99 】 「安くて美味しいワイン」を語る上で絶対外せないのがチャールズ・ショー(Charles Shaw)です。 私がこのワインを初めて飲んだのは友人の家。その日さんざんワインを飲んだ後に、ブラインドで赤ワインが出てきました。 友人「このワインどう?」 この味で$1.99のワインなんてアリ!?いくらなんでも安すぎないか? 【 トレーダー・ジョーズでしか買えないワイン 】 友人によるとこのワインはトレーダー・ジョーズ(Trader Joe's)でしか買えないらしい。名前はチャールズ・ショーといい、私が飲んだカベルネ・ソービニオンの他にメルロー、シャルドネ、ソービニオンブランがあり、どれも$1.99らしい。(東海岸の店舗では流通 コストの関係上$2.99らしい。) ちなみにトレーダー・ジョーズというのはアメリカ西海岸を中心に全国に店舗を持つこだわりの食材スーパーです。(残念ながら日本には店舗がありません。) 【 バカ売れ! 】 チャールズ・ショーのワインは2001年の初リリースからじわじわと人気が広がり2003年度には毎月1億ケースも売れるまでのベストセラーになりました。アメリカには約65000種類のワインが売られていますが、これだけの売り上げを出せるのはそのうち20種類程しかないそうです。 なんでこんなに安いのに美味しいのか?噂が噂を呼び、「テロ以来、ア○リカン航空が機内にソムリエナイフを持ち込めなくなって機内サービスのワインが大量 に余ったから」などという都市伝説までささやかれる始末。実際には葡萄の過剰供給という背景があるようです。 【 その正体は? 】 チャールス・ショーのオーナーはフレッド・フランジアCEO率いるブロンコ・ワインという企業です。フランジアという名前から察する通 り、ブロンコ・ワインはあの紙パックワイン「フランジア」を生産している企業です。それ以外にもフォーレスト・グレンやナパ・リッジ等のブランドも生産している大企業です。 90年代のネットバブル時に大量 に植えられた葡萄が、2000年に入るとバブル崩壊で大量に安く出回るようになりました。その安く品質の良い葡萄を使って作られたのがチャールズ・ショーだったのです。 普通$2くらいのワインだとジュースのように甘かったり、薄い葡萄水のようだったりするのですが、このワインはちゃんと辛口でボディもあってなかなかいけます。変な$10のワインを飲むよりいいかもしれない。なんてったって$1.99だし。 ちなみにこのチャールス・ショー、巷では"Two Buck Chuck(2ドルのチャック)"と呼ばれています。"チャールズ"という名前だと$9のワインっぽいからだそうです。 財布が寂しい時の強い見方、Two Buck Chuckに乾杯! 2004.5.27
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