♪♪♪ 美味しい楽しいカリフォルニアワイン ♪♪♪
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Vol.34 夏だ!白だ!シャルドネだ!その4:タルボット
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ペブルビーチのリゾート
Sleepy
Hollow Vineyard
Cuvee
Cynthia Chardonnay
Kali Hartのラベル |
美味しいシャルドネの生産者として忘れてはいけないのが今回ご紹介するタルボット(Talbott Vineyards)です。 本日のお勧めワイン:
タルボットのワイナリーがあるのはカーメルバレー。サンフランシスコから南へ2時間程行った所にあります。カーメルにはあの有名なゴルフ場、ペブルビーチがあるのでご存じの方も多いのではないでしょうか。 【 ペブルビーチのお膝元 】 海沿いのこじんまりとしたかわいい街、カーメルを内陸方面 へ30分程行くとカーメルバレーに到着します。高級リゾート、ペブルビーチのお膝元とあって、カーメルバレーはお洒落な高級カントリーリゾートといった雰囲気。タルボットのワイナリーも素朴ながら上品さにあふれています。 タルボットのワイナリーが設立したのは1982年。それ以前は上質のスーツやネクタイの服飾業をしていました。仕入れでヨーロッパを回るうちにワインに興味を持ち、いつしかタルボット家の夕食にはワインが欠かせないものとなっていました。 【 頑固な職人気質 】 そしてロブとシンシア・タルボット夫妻がかねてからの夢であるワイナリーを設立します。70〜80年代当時のカリフォルニアワイン界では近代的なワイン作りが主流。しかしタルボット家では古き良きブルゴーニュ・スタイルのワイン作りを追及します。 特に品質には厳しく、1984年のビンテージは出来が悪かったため一切リリースしないという頑固さ。品質維持のため、作るワインもシャルドネのみ。1994年にようやく少量 のピノノアールの生産をはじめています。 品質管理を徹底するためタルボットで使われる葡萄は全て自社栽培です。所有する畑はダイアモンド・ティー(Diamond T)、リバー・ロード(River Road)、そしてスリーピー・ハロー(Sleepy Hollow)の3種類。 【 スリーピーハロー 】 特にスリーピー・ハローは、テスタロッサやアルカディアン等のワイナリーにも使われている有名な畑。スリーピー・ハローといえば、美味しいシャルドネの代名詞でもあります。 カーメルバレーから山一つ北東に進んだ所のサンタルシアハイランズというワイン地区にあるこの畑は、じゃりと石の混ざった土壌が特徴。この土が葡萄に適度なストレスを与え、濃縮された果 実味やミネラル分の豊かな葡萄が育ちます。 今回はそのスリーピー・ハローの葡萄を使ったシャルドネを3種類ご紹介しましょう。 【 リゾートのお供 】 まずは2000 Talbott Chardonnay Sleepy Hollow Vineyard ($35)。タルボットを代表するシャルドネです。とても豊かなパイナップルなどのトロピカルフルーツの果 実味が特徴。高めの酸味とミネラル感がきりりとした飲み口。一万ケース以上の生産量 があるのでちょっとしたワイン屋さんなら見つかると思います。太陽がさんさんと降り注ぐ夏のリゾートなどにぴったりなワインです。 そしてスリーピー・ハロー畑の中でも厳選された葡萄を使ったワインが2000 Talbott Cuvee Cynthia Chardonnay Unfiltered ($45)。こちらは500ケースと超少量 生産です。スリーピー・ハローでも十分美味しいのにさらに美味しい所取りしたこのワイン。さらにエレガントで高級感あふれる一本だそうです。見つけたらぜひ飲んでみたいです。 美味しいシャルドネは飲みたいけど懐が寂しい時にうれしいのが2002 Kali-Hart Chardonnay ($13.50)。カリ・ハートはタルボットの別ラベルとして1997年ビンテージから発売が開始されました。リバー・ロード畑とスリーピー・ハロー畑の葡萄をブレンドして作られています。$10台とは思えない、はちきれんばかりの果 実。パイナップルやグアバ、バナナフレーバーと、きりりとした酸味がさわやかなシャルドネです。 タルボットのシャルドネを思うとなんだか海沿いのリゾートに行きたくなります。ペブルビーチの海辺のパティオでタルボットを飲めたらなぁ。 2004.8.12.
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