♪♪♪ 美味しい楽しいカリフォルニアワイン ♪♪♪
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Vol.42 きてます!2002年ピノノアール
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ピノノアールの葡萄
ピノノアールの産地
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10月に入りだいぶ秋らしくなってきましたね。秋といえば、スポーツの秋、食欲の秋、そしてワイナリーでは収穫の秋です。この時期にワイナリーを巡ると収穫、葡萄を絞る様子、発酵などのワインの製造過程を間近に見ることが出来ます。収穫祭などのイベントも目白押し。ワインカントリーが最も活気あふれる季節です。 さて、暑い夏の間白ワインばっかり飲んでいた私ですが、そろそろ赤ワインが恋しくなってきました。ということで、ピノノアール特集を組んでみたいと思います。 ピノノアールはフランスのブルゴーニュ(英語ではバーガンディ)地方の赤ワインとして有名です。泣く子も黙るロマネコンティもこのピノノアールが原料。フランス以外ではニュージーランド、オレゴンでも良質のピノノアールが作られています。 【 気分やさん 】 ピノノアールは赤ワインの中では軽めの部類に位 置します。特徴は、ブラックチェリー、プラム、スパイス、ラズベリー、干し葡萄、ハーブ、コーラ、大地や森の香りなど。色はカベルネ系に比べると薄いルビー色。シーフードから肉料理まで、幅広い食事とあわせることができるワインです。 ピノノアールは他の葡萄品種に比べると、とても気まぐれて扱いが難しい葡萄といわれています。育つ気候や土壌の微妙な違いが葡萄の味に顕著に現れます。そのためその土地その土地でピノノアールの個性は千差万別 。同じ畑でも葡萄の列が一列違うだけで味が変わったりするそうです。その微妙さ、繊細さが面 白さの一つでもあります。 【 カリフォルニアの産地 】 カリフォルニアでは北からソノマのロシアンリバーバレー、モントレー、サンタバーバラ等が代表的な産地。いずれも海から冷たい風の吹く寒冷な地域です。 ロシアンリバーバレーはカリフォルニアのピノノアールの産地の代表格。歴史も古く、超老舗ワイナリーが集まっています。ロシアンリバーバレーのワインは熟したブラックチェリー、ラズベリー、スパイス、デリケートでかぐわしい香りが特徴。ロキオリ、ウイリアムス・セリエム、デリンガーというピノノアールの重鎮のワイナリーがあるのもこちらです。 モントレーのピノは大きく2種類の特徴があります。フレッシュな果 実、エレガントで上品なものと、濃厚で様々な果実がぎゅっとつまったもの。後者を代表するのがサンタルシアハイランズのピゾーニ畑とギャリー畑です。 サンバターバラはコーラ、チェリー、スパイス、大地の香り、すばらしい深みと濃縮感、かぐわしい香りが特徴。サンタバーバラの中でもサンタリタヒルズは特に近年めまぐるしい成長を遂げている地域で、今一番の注目株です。サンフォード、バブコック等の老舗ワイナリーと、シースモーク、ブリュワー・クリフトン、クロペペ等の若きワインメーカー達が協力してがんばっています。 【 2002年はきてます! 】 さて、今店頭に並んでいる2002年もののピノノアールはズバリ買いのビンテージです。2002年はカリフォルニアのピノノアール史上最高の当たり年だそうで、「ありえないくらい理想的な気候」だったと言われています。これは飲んでみないわけにはいかないでしょう! ということで、来週からお勧めピノノアールをご紹介していきます。 2004.10.7.
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