♪♪♪ 美味しい楽しいカリフォルニアワイン ♪♪♪
|
Vol.58 チョコレートにはカベルネフラン
|
|
カベルネフランの葡萄
シャトー・シュバル・ブラン
LAのTwenty
Twentyにあったマヤのヤマ。 |
来週月曜日はバレンタインデー。バレンタインといえばチョコレート。皆さんはチョコレートと言われてどんなワインを連想しますか?私は断然カベルネフランです。 【 チョコにはカベルネフラン 】 普段お菓子にワインという組み合わせはあまりしないのですが、カベルネフランは別 。ちょっとビターなミニチョコをちびちびつまみながらカベルネフランを飲むのは結構いけます。 ワイン好きな男性へのバレンタインはチョコとカベルネフランなんてお洒落でいいかも。 ということで、今週からカベルネフラン特集いってみたいと思います。 【 繊細な葡萄 】 カベルネフランはボルドー系ワインのブレンドに使われる赤ワイン用の葡萄。主にカベルネソービニオンやメルローとともにブレンドされることが多く、単一品種としてのワインはあまり多くありません。 カベルネソービニオンやメルローに比べるといまいちマイナーな品種です。 マイナーな理由としては、まず葡萄の扱いが難しいことがあげられるそうです。栽培地域や醸造行程にうるさく、荒っぽく扱うとすぐ野菜臭いしぶいワインになってしまうそうです。 遺伝的にはカベルネソービニオンの親品種といわれるカベルネフランですが、その繊細で気紛れな所はむしろピノノアールのようだとも言われています 。頑丈で元気なカベルネソービニオンと同じように扱うとすぐヘソを曲げてしまうそうで、むしろピノノアールのようにやさしく細やかなケアをしてあげるととても美味しいワインになるそうです。 【 大人のワイン 】 カベルネフランがマイナーなもう一つの理由として、味も繊細であることがあげられると思います。非常に判りやすく万人受けするカベルネソービニオンに比べると、カベルネフランはやや控えめでおとなしい感じ。 カベルネソービニオンが一口飲んで「うめー!」と言ってしまうワインとすれば、カベルネフランはちびちび飲んでいるうちにじわじわと美味しさがしみるワイン。玄人好みのマニアックなワインと言えます。 そんなカベルネフランの味わいはカベルネソービニオンよりもタンニンと酸が軽めでフルティー。香りが豊か。よりエレガントで繊細な味わいです。プラムやバイオレット、ラズベリー、チェリー、ストロベリー、バニラ、ココナッツ、甘い木、スモーク、トースト、ムスク、タバコ等が代表的な味。 さわやかな酸味、アルコール度数も程よい具合のカベルネフランは何杯も何杯もおかわりがしたくなるようなワインです。 【 超一流ワインもカベルネフランから 】 カベルネフランベースのワインとしてはフランス、ボルドーのサンテミリオンのシャトー・シュバル・ブランが超有名ですね。映画「サイドウェイ」の中でも主人公のとっておきのワインとして登場しています。 カリフォルニアのカベルネフランで最も有名なのはダラ・バレのマヤ(Dalla Valle Maya)でしょう。これは50%カベルネフラン、50%カベルネソービニオンのブレンド。日本人のナオコさんがオーナーで、マヤはお嬢様の名前。日本がらみということで、カリフォルニアのカルトワインの中でも日本人に人気があります。 マヤはロバート・パーカーが1992年ビンテージに100点を付けてしまったことで一気にカルト入りしたワイン。2001年のリリース価格は庶民びっくりの$185。リリース価格でも十分高いですが、市場に出るとこれが一気に倍以上します。市場経済恐るべしです。 【 ちょっと予告 】 そんなカルトワインも生みだす実力を持ったカベルネフランですが、もっと普段使用で美味しいワインも沢山あります。次週からはお勧めカベルネフランをご紹介していきたいと思います。 といってもバレンタインはすぐそこなのでお勧めワインを羅列しておきます。生産量 が少ないものが多いので探すのがちょっと大変かもれませんが、見つけられたらぜひチョコと一緒にお試しください。 2002 Lang &
Reed Cabernet Franc $22 日本では個人輸入でこちらから購入できます。
2005.2.10
|
|
|
|
|
NEW!メールマガジン
|
|||
|