♪♪♪ 美味しい楽しいカリフォルニアワイン ♪♪♪
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Vol.59 チョコにはカベルネフラン
その1:ラング&リード
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Cabernet
Franc Napa Valley
Premier Etage
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カベルネフラン特集、第一段はラング&リード(Lang & Reed)をご紹介したいと思います。 本日のお勧めワイン:
ラング&リードはカリフォルニアでは珍しく100%カベルネフラン(ブレンド無し)のみを生産するワイナリー。 オーナーはカンサス州出身のジョンとトレーシースカプニー夫妻。フランス、ローリエ地方を旅したことでワインにはまった二人は1984年にナパのセントヘレナへやってきます。 【 マーケティングのプロ 】 ジョン氏はマーケィング担当としてケイマス、クロ・デュ・バル、ニーバウム・コッポラ等のワイナリーで働いた後、ワインのマーケティングコンサルタントの会社、ビンヤード・アベニュー・マーケティング(Vineyard Avenue Marketing)を立ち上げます。クライアントにはパルメイヤー、ダラバレ、スポッツウッド等が名を連ねます。 またジョン氏は過去にナパバレー・ビントナーズ・アソシエーション(Napa Valley Vintners Association)の代表を勤めるなど、ナパのワイン業界で中心的存在となっています。 【 なんでまたカベルネフラン? 】 そんな彼が念願のワイナリーを立ち上げたのは1996年のこと。二人の息子の名前をとって「ラング&リード」と名付けました。カベルネフランに特化したワイナリーにしようと思ったのは「誰もやっていなかったから。」 大手ほどの資本が無いラング&リードではニッチ市場を開拓することが必要と考えたそうです。「カベルネフラン市場ならば五本の指に入るワイナリーになれると思った」とか。 実際今カリフォルニアのカベルネフランといえば、必ずラング&リードの名前が挙がります。長年のマーケティングでの経験が生かされた結果 ですね。 【 ぐびぐび 】 ラング&リードでのワイン作りのポリシーは「ぐびぐび飲めるワインであること。」「皆ビッグであまりにもマジなワインを作りすぎる。それよりリーズナブルで美味しいぐびぐび飲めるワインを求めている人達がいるはずです。」と語るジョン氏のワインは本当にリーズナブルで飲みやすくて美味しいです。ラベルのかわいさも手伝って食卓をさらに楽しいものにしてくれます。 【 明るくにぎやか 】 このラベル、ラベルデザインの打ち合わせで自宅に来たデザイナーのジーン・グレコ女史が、嵐のようなスカプニー家の日常をまのあたりしてそれをデザインしてくれたものだそうです。 ラベルをよく見ると走り回る二人の息子(ラング&リード)と犬、楽しげなワインおたく(ジョン?)、葡萄がワインになってグラスに注がれる様子が描かれています。にぎやかで楽しそうなスカプニー家が手にとれるようですね。 【 おかわり! 】 そんな明るく楽しいスカプニー夫妻が作るワインは2種類。どちらもブレンド無しの100%カベルネフランです。 Lang & Reed 2002 Cabernet Franc Napa Valley ($22)はナパバレーの異なる3ヵ所の畑の葡萄をブレンドしたもの。元気のいいプラム、ワイルドベリー、チェリー、クランベリーの果 実。ドライハーブ、オリーブや杉の香り。ソフトでデリケートでエレガントなスタイル。生産量 2371ケース。 Lang & Reed 2001 Premier Etage Cabernet Franc Napa Valley ($36)は「一つランクが上の」という意味のワイン。先のカベルネフランとはまた異なる2ヵ所の畑の葡萄をブレンドしたもの。ブラックチェリー、ワイルドベリー、杉、スパイス、ハーブ、タバコの香り。ダークスイスチョコレートのような風味。しなやかで複雑でとてもバランスの良いワイン。生産量 625ケース。 わいわいにぎやかに楽しみたい食卓にはぜひラング&リードをお試しください。きっとおかわり続出のはずです。 2005.2.17
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