♪♪♪　美味しい楽しいカリフォルニアワイン　♪♪♪

勝沼ワイナリー巡り、最後に訪問したのは「グレイス」というブランドのワインで有名な中央葡萄酒です。

本日のお勧めワイン：
【　２００４年ヴィンテージ甲州　１２６０円　】
【　２００４年ヴィンテージマスカットベリーA　１２６０円　】
【　２００４年グレイス甲州　１６８０円　】

中央葡萄酒の設立は１９２３年。創業以来ワインを造り続けている老舗です。「日本のワインが世界の銘醸ワインの中で、確かな位 置を占めるための一翼を担いたい」という目標を実現するため様々な試みを行っています。

【　ラベル訪問　】

中央葡萄酒はラベルのセンスがとても良いので、ワインもよさそうだなと思い訪問することにしました。（ラベル買いならぬ ラベル訪問。）

ワイナリーがあるのはメインの通 り沿い。今回は迷わず到着。外観はツタの絡まるシックな建物。テイスティングカウンターは２階にあります。営業時間終了まぎわに滑り込んだのですが、快くテイスティングの相手をしてくれました。

１７００円以下のワインは無料で試飲することができ、それよりも高価なワインは有料で試飲可能。グレイスワインはどれも高品質で好印象でしたが得に甲州種の美味しさが際立っていました。

２００４年ヴィンテージ甲州（１２６０円）はさわやかならフランスのような香り。水のように軽い飲み口。とても繊細な料理に合わせるためのワイン。懐石料理などに合わせたい。

赤では２００４年ヴィンテージマスカットベリーA（１２６０円）が印象的。べっ甲飴のようななつかしい香り。軽やかな果 実と渋み。どんな料理にも合いそう。

【　パーカーポイントのワイン　】

一番良かったのは２００４年グレイス甲州（１６８０円）。ニュージーランドのソービニオンブランを思わせるようなしっかりとした酸味、そしてさわやかな果 実味。ボディもあって甲州とは思えないような存在感。これは海外に出してもいけるかも。と思いきや、なんとこのワインにロバート・パーカーが８７ー８８点をつけたらしい。アジアのワインとしては初のことだそうです。

ボルドー大学醸造学の教授の助言のもと造られた甲州ということで、お金もかかってそうですが１６８０円という価格。このお手ごろ感も素晴らしい。 パーカーが点をつけたことで日本よりもむしろ海外で注目されているそうですが、味も価格もちょっと和風なラベルデザインも良いし、海外市場でもいけるのではないでしょうか？

【　鳥居平が来そう　】

中央葡萄酒ではグレイス甲州の単一畑シリーズ（鳥居平畑と菱山畑）も造っています。日本ではまだ珍しい単一畑もの。どんな味の違いがあるのかぜひ飲み比べてみたいです。２００３ビンテージは夏頃リリース予定。

ちなみに鳥居平は「最高の甲州が育つ土地」と言われ、さらに「空飛ぶ葡萄のドクター」とのあだ名を持つオーストラリアのリチャード・スマート氏のアドバイスを受けた畑。それ以外にも様々な最先端の試みを行っているそうです。他のワイナリーと協力して鳥居平AOCの設立にも動き出しているとか。一体どんな畑なのか、とても興味をそそられます。

【　試飲以外にも　】

中央葡萄酒では予約制のワイナリーツアー（２時間１５００円）も行っているそうで、注目の鳥居平畑や醸造の現場を実際に見ながらワイン造りの行程を学べるという。時にはオーナーの三澤氏が直々に案内してくれることもあるとか。これはぜひ参加してみたいですね。

テイスティング・ルームではワインに合う料理を盛り合わせた「ワインの蔵ランチ（１５００円）」もオーダーすることができます。ランチがてら、ワイナリーでのんびり試飲するのもよさそうです。

中央葡萄酒、日本と世界へ国産ワインを広めてくれるポテンシャルを感じました。またぜひ訪問したいと思っています。

【　締めはワイン屋さん　】

最後に訪れたのは新田商店という酒屋さん。一見ふつうの酒屋さんなのですが、ワイン専用の蔵を持っていて地元のこだわりのワインを置いています。御主人は地元産のワインについて熱く語ってくれます。ワイナリーの裏話も聞けるかも？場所は中央葡萄酒の前の道を北へ向かい東雲小学校の手前を右折してすぐ。

2005.6.2

2004　ヴィンテージ甲州

価格 1,200円 (税込1,260円) 送料別

2004　グレイス　甲州（白）シュール・リー 750ml

価格 1,680円 (税込) 送料別

2004　グレイス　ヴィンテージ・マスカットベリーA （赤） 750ml

価格 1,260円 (税込) 送料別