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Vol.77 ワイナリーのお仕事

 

腕を磨くためならば
肉体労働もなんのその

 

 

カリフォルニアのワイナリーの仕事って一体どれくらいのお給料がもらえるんだろう?ふと興味が湧いたので調べてみました。

ワイナリーでの職種は主にワインメーカー、アシスタントワインメーカー、ビンヤードマネジャー、ビンヤードワーカー、セラーワーカー、セールス、マーケティング、テイスティング・ルーム・スタッフ等があります。

【 ワインメーカのお給料は? 】

ワインメーカーは皆さん御存じ、ワインを作る人。醸造工程はもちろん天候、昆虫、土壌など総ての要素を考えてワインメーキングを行ってきます。 ワイナリーの規模によってかなりピンきりのようですが、総生産量1万〜5万ケースのワイナリーだとワインメーカーの平均年収が7万ドル(約750万円)だそうです。

(ちなみにAu Bon Climat, Sanford Winery, Iron Horseなどがこの規模のワイナリーです。ちょっとこだわりのワイン店などで良く目にするワインはこの規模のものが多いと思います。)

そのワインメーカーのサポートをするアシスタント・ワインメーカーだと年収は4万ドル弱(約400万円)。カリフォルニアの平均年収が約4万〜5万ドルと言われているので、彼等が平均的と言えるでしょう。

そしてセラーワーカーだと年収2万6千ドル(約280万円)。セラーワーカーとはセラー内の諸々の業務をこなす人。タンクの掃除、ぶどうのプレス、機材の管理、ボトリング、ラベリング、ラッキングなど。重い物を運ぶことが多く、長時間の肉体労働です。大学で醸造学を学び、ワインメーカーを目指す新卒の人たちがまずなることが多いのがこのセラーワーカーです。

【 意外と低い 】

畑の管理を担当するビンヤード・マネジャーだと平均年収は4万8千ドル(約500万円)となります。ビンヤード・マネジャーの仕事は、畑のプランニング、灌漑、剪定、予算やスケジュール管理、現場のワーカーの採用、トレーニングや管理、ワインメーカーとマーケティング担当者との打ち合わせ等多岐に亘ります。

「畑はワイン作りにおいて最も重要」と言われるわりにはその管理をする人のお給料はそんなに高くはないんですね。

【 社長なのに 】

面白いのが事務屋さんのお給料。セールスのトップともなると平均年収が11万ドル(約1200万円)にもなるそうです。ワインメーカーより相当お給料良いですね。肝心のワインを作っているのはワインメーカーなのに、販売の方が報酬が高いとは。やっぱり世の中売れてなんぼってことでしょうか。

ちなみにマーケティングのトップは6万5千ドル(700万円)。社長は8万5千ドル(約920万円)。(セールスの平均よりも低い。なんで!?)

私達が最も接する機会の多いテイスティング・ルームのスタッフは2万2千ドル(約240万円)だそうです。

【 社員募集中 】

今回お給料の調査をしてて面 白い情報を見つけました。Opus Oneでゲスト・リレーションズの募集をしていたのです。

仕事内容はトレード向けツアーやテイスティングのセッティング。イベントのホスト、スタッフの監督、販売のスペシャリストとしての役割など。

採用条件はワイン業界で4年以上の経験があり、オーパス・ワンのワインとイメージを公共の場でプロモートすることができること。大学卒で、なんと日本語が話せること。だそうですよ。

興味がある方はOpus Oneの人事部まで!
hr@opusonewinery.com

2005.6.23

 

 




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