♪♪♪ 美味しい楽しいカリフォルニアワイン ♪♪♪
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Vol.87 レストランで人気のワイン
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色んなワインが飲めるように
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最近のアメリカ人ってどんなワインを飲んでいるんでしょう?と思って、アメリカのレストランのワイン事情を調べてみました。 【 とりあえずシャルドネ 】 レストランでワインを注文するのは慣れてしまうとなんてことないんですが、最初は緊張しますよね。そのような状況で人間が取りがちな行動は「一つお気に入りを見つけて、いつもそれを注文する。」 アメリカ人もこの傾向があったらしく、90年代は「とりあえずシャルドネ」時代だったと言えます。レストランの売り上げもシャルドネがダントツで、なんとステーキ屋さんでもシャルドネが一番売れていたと言います。ワイナリーの銘柄にこだわる人も少なかったそうです。 【 パワーよりバランス 】 しかしここ数年この傾向が異なってきました。Wine&Spirits誌の調査によると、最近は色んなワインを試す人が多くなったといいます。 以前はシャルドネ、カベルネ・ソービニオン、メルロー全盛期でしたが、近年シャルドネとメルローの売り上げが減少。その代わりにピノノアールが非常に伸びているそうです。それ以外にもピノグリ、ジンファンデル、シラーのオーダーも増えているとのこと。 バブルの頃は「ビッグでアルコール度数が高くて、とにかく高いやつ持ってこ〜い!」というオーダーが多かったのに対し、最近は「質、味、価格ともにバランスのとれたワインを」というオーダーが増えたとか。 特に味に関しては「ビッグワイン」熱は冷めたようで、エレガントなワインを好む人が多くなったそうです。 【 食べあわせも重視 】 そして、以前は料理との相性を考えてワインをオーダーする人は少なかったのが、最近は「この料理に合うワインは何ですか?」とソムリエに質問する人が増えたといいます。 料理との相性という点からも、エレガントなワインを好む人が増えたのかもしれませんね。ピノノワールの売り上げが伸びているのも、合わせられる料理の幅が広いことが一因のようです。 さらに映画「サイドウェイ」の影響もあって、レストランではピノノアールが売れまくり、在庫をキープするのも大変なくらいだとか。ピノノアールの売り上げトップ3はMerry Edwards ($63-$98), David Bruce($44-$67), Acacia Winery($50)とナパ、ソノマのワイナリーが人気です。 【 カルトカベルネ伸び悩み 】 また、バブル期の「カルトワイン」熱も冷めたようで、カリフォルニアのカベルネ・ソービニオンの売り上げは伸び悩んでいるようです。カリフォルニアのカベルネは価格が$100を超すことが多く、それよりもリーズナブルで美味しい外国産のワインを求める人が多いとか。 それでもSilver Oak Wine Cellars ($123-$148), Jordan Vineyard ($88), Stag`s Leap Wine Cellars ($86-$100)等の老舗ワインは売り上げ上位3位をキープ。根強い人気があります。 【 多様化へ 】 「色んなワインを試してみたい」という顧客のニーズが増えるに従い、レストラン側でもグラスワインリストを充実させる店鋪が増えてきたそうです。最近では200種類ものワインをグラスで飲める店もあるとか。私もレストランに行ったら「色んなワインを飲んでみたい」派なのでこれはうれしい傾向です。 顧客のニーズの多様化に伴いレストラン側もウエイターの教育に力を入れているそうで、ワインリストのアドバイスが出来るウエイターも増えてきているとのこと。 今度アメリカのレストランに行ったら、「今日はこの料理が食べたいんだけど、それに合うワインは何ですか?」と聞いてみるのも良いかもしれません。新たな発見がありそうですね。 ちなみにレストランでのワインの総合売り上げトップ5は以下の通 り。不覚にも一位のSonoma-Cutrerは飲んだことが無いので今度試さなければ。 1:Sonoma-Cutrer
Vineyards ($42) 2005.9.1
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