♪♪♪ 美味しい楽しいカリフォルニアワイン ♪♪♪
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Vol.113 真のソノマコースト その3:ペイ・ビンヤーズ
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Peay Pinot Noir
ワイナリー
お金かかってそ〜
Andy & Vanessa
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真のソノマコースト特集、第三段はペイ・ビンヤーズ(Peay Vineyards)をご紹介したいと思います。 本日のお勧めワイン:
ペイのワインはあまりにも美味しくて、買ったとたんに4本全部一気飲みしてしまう程でした。今までのカリフォルニアとは何かが違う味。ボディにミネラルの厚みがあって、すごくクリーン&クリスプ&スムーズ。ソノマ・コーストの中でも私のイチオシのワイナリーです。 【 家族経営 】 ペイを運営するのはニック&アンディ・ペイ兄弟とニックの奥様でもあるバネッサ・ウォン。兄のニックが畑の管理を、奥様のバネッサがワインメーキングを、そして弟アンディが販売とその他モロモロを担当しています。 ニックは以前ニュートンでジョン・コングスガートと働き、バネッサはピーター・マイケルのワインメーカーをしていました。 【 アイスも溶ける 】 寒冷な土地で育つピノノアールを造りたいと思っていたペイ兄弟は西海岸のあちこちを2年かけて走り回り、ソノマコーストにある現在の畑の土地を購入。1998年に最初の葡萄を植えます。 ニックとバネッサの家も畑と同じ場所にあるそうなのですが、「アイスクリームを買って来ても家に着く頃には溶けちゃうくらいスーパーが遠いの。」というくらい辺鄙な場所なのだそうです。 「でも好物のアイスもニューヨークタイムズの購読も諦めるだけの価値がある場所なんですよ。」とバネッサは言います。 【 ハイテクワイナリー 】 あまりにも辺鄙すぎるのでワイナリーはクローバーデールという街に建設されています。このワイナリーがすごいです。まさに再新技術の固まり。とてもお金がかかっています。 パンチダウン作業で疲れても手を抜くことが無いように、エアーパワーのアームを常備。重力を使ってジュースを流していける様に設計された地上と地下の動線。 地下のセラー室は7つの小部屋に仕切られていて、各々別 々の温度管理が出来るようになっています。発酵過程、葡萄品種によってピンポイントで温度設定をするためなのだとか。 【 完璧主義 】 彼等のストイックkさは畑の管理方法でも見てとれます。畑の手入れに細心の注意を払えるように、ペイでは畑の労働者を数名フルタイムで雇っているのです。 普通は畑の作業をするワーカー軍団を複数のワイナリーで共有するそうなのですが、それだと完璧なタイミングでの作業が出来なくなるためペイでは正社員を雇っているとか。 とにかくあらゆる面 において完璧主義。これだけストイックにやればそりゃあワインが美味しくならないわけ無いでしょう。と納得です。 【 ワインも完璧 】 ペイのワインは本当にとてもクリーンで天然自然な可憐な果 実がさわやか。そしてとてもバランスが良く「丸い」。日本人の繊細な舌にとても合うワインです。 2004 Chardonnay Sonoma Coast Estate ($45)は白イチジク、りんご、桃、ライムの果実。ヘーゼルナッツ、ロールパン、アーモンド風味。大理石のような質感、ロングフィニッシュ。生産量 610ケース。 2003 Viognier Sonoma Coast Estate ($27)フローラルな香り、ライムやピーチ風味、きりりとしたチョークのようなミネラル感。タイ料理などに合いそう。生産量 60ケース。 2003 Pinot Noir Sonoma Coast Estate ($40.50)は赤いチェリー、ラズベリー、ストロベリーのさわやかな酸味、海のミネラルの香り。粒子が細かくとても上品でエレガント。ベルベットのような舌触り。まさに料理のためにあるような、いやみが全くない完璧なピノ。生産量 335ケース。 2003 Syrah Sonoma Coast Estate ($42)はぎゅっと詰まった果実の粒子がとても細かく非常に上品でエレガント。ココア、チョコレート、コーヒーの香り。まるで高級ビターチョコレートでコーティングされたチェリーのよう。素晴らしいクオリティ。生産量 575ケース。 ペイのワインは一般 には流通させず、レストランとメーリングリスト中心で販売していく予定だとか。でも幸いに日本でも入手可能です。4月にはシャルドネも日本販売予定。楽しみですね。 2006.3.17
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ペイ・ピノノワール・ソノマ・コースト[2003] |
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