♪♪♪ 美味しい楽しいカリフォルニアワイン ♪♪♪
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Vol.30 夏だ!白だ!シャルドネだ!
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シャルドネの葡萄
海沿いに美味しいシャルドネ有り
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7月に入って夏本番!白ワインの美味しい季節がやってきました〜。ということで、シャルドネ特集いってみましょう。 シャルドネはカリフォルニアの中で最も飲まれている葡萄品種の一つ。カリフォルニアワインの赤の王様がカベルネならば、白の王様は間違いなくシャルドネでしょう。フランスのブルゴーニュをはじめ、世界的にも広く栽培されている品種です。 シャルドネは栽培が比較的容易で収穫量 も多く、葡萄の質も安定しているためカリフォルニア全土で植えられています。収穫量 が多く、消費量も多いということはワイナリーにとって一番収益性の高い葡萄ということでもあります。ズバリ「儲かる」というのもシャルドネの栽培量 が多い理由の一つでしょう。 【 美味しい葡萄は海のそばに 】 広く栽培されているシャルドネですが、その中でも特に海風の影響を受ける寒冷な地域で育ったシャルドネが高い評価を得ています。具体的にはソノマのアンダーソンバレー、ロシアンリバーバレー。カーネロス、モントレー。サンタバーバラ地区のサンタマリアバレー、サンタリタヒルズ等がこれにあたります。 栽培地域によって味の特徴も変わってきます。寒冷な地域ではりんご風味が、より温暖な地域ではパイナップルなどのトロピカルフルーツ風味が強くなります。 カリフォルニア・シャルドネの特徴としては、りんご、いちじく、メロン、梨、桃、パイナップル、レモン、グレープフルーツなどのしっかりとした果 実味。スパイス、はちみつ、バターやバタースコッチ、ヘーゼルナッツの香りなど。 しかし栽培地域や醸造方法によって個性はさまざま。シャブリ風のさっぱりしたものから超バター風味のものまで色々なワインが楽しめます。 【 こってりからさっぱりへ 】 数年前までは「とにかくビッグでバターたっぷりなシャルドネ」が流行っていたせいか、日本人にはちょっとキョーレツなくらいどっしり重いシャルドネが多くありました。しかしその流行りもすたれ、最近では酸味の効いたきりりとした食事に併せやすいシャルドネが増えてきています。 また、樽を使用せずステンレススチールのみで醸造したシャブリ風シャルドネも出てきています。サンタリタヒルズのメルビル(Melville)やクロペペ(Clos Pepe)等が生産しています。乾燥したカリフォルニアではすっぱいくらいですが、高温多湿の日本やハワイの夏にはぴったりの一本です。 カリフォルニアのシャルドネも日々変化を遂げ、選択肢もどんどん増えてきています。値段的にも下は$2から上は$70かそれ以上まで。幅広い種類があるのでその時の気分やお好みで色々試すのも楽しいですね。 【 2002年はきてます! 】 さらに今店頭に出てきている2002年ビンテージのシャルドネは史上最高といってもいいくらいの当たり年だそうです。ワインスペクテーター誌のビンテージ評価によれば2002年のソノマのシャルドネはなんと100点満点中99点。ワイナリーのニュースレターにも「2002年のシャルドネはすごく良い出来だ!」と書かれています。 これは是非とも飲むべしでしょう!ちょっと奮発して、寝かせられる高級なシャルドネを買うのにもきっといいビンテージですね。 次週からはお勧めシャルドネをご紹介していきます。 2004.7.16.
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