♪♪♪ 美味しい楽しいカリフォルニアワイン ♪♪♪
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Vol.44 サンタリタヒルズのピノ
その2:バブコック
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バブコックから見下ろす葡萄畑
Tri-Counties Pinot Noirのラベル
もうちょっと近くでラベルを見てみると…アレ? |
サンタリタヒルズ特集、第2段はバブコック(Babcock Winery)をご紹介します。サンフォード同様、まだ何も無かったこの地域に1980年代から葡萄を育てていたパイオニアです。 また、以前ご紹介したハワイ限定ワイン「チャールズ」のシャルドネを作ったのもこのバブコックです。バブコックでは自社のワイン以外にもレストランのハウスワイン等も手がけています。ハウスワインが「バブコック作」になっていたらきっと美味しいはずですよ。 本日のお勧めワイン:
バブコックのワイナリーはサンフォードから山ひとつ北側へ超えた所にあります。ロンポークの町から246号を西へ走って行くとワイナリーが登場。数年前までは何もない広大な土地に、バブコックのワイナリーだけがぽつんと高台に建っていました。今ではメルビルがお隣さんです。 【 職人の作るワイン 】 古い納屋のような建物の中に、こじんまりとしたテイスティングルームがあります。飾り気が無くとても素朴。いつも試飲の相手をしてくれるおじさんは厳しく優しくワインを説いてくれます。酔っ払った客にはワインを飲ませないこともあるというちょっと頑固な職人気質。あくまでもワインを味わってくれる人にサービスしたいという精神を感じます。 おじさん同様バブコックのワインも飾らず素朴でしっかりした作り。万人に喜ばれる味と価格が魅力。気軽に楽しめるリーズナブルで美味しいワインを作っています。 【 パイオニア 】 ワインメーカーのブライアン・バブコック氏はしっかりとしたワインを作る職人であり、それと同時にあらゆる可能性を探究する冒険心あふれるワインメーカーでもあります。 サンタバーバラではまだあまり生産されていないボルドー系、イタリア系、さらにポルトガル系等の葡萄でも研究を重ねています。固定観念に囚われず、サンタバーバラワインの可能性をどんどん広げていってくれるワインメーカーです。 【 食の匠 】 バブコック一家がサンタバーバラに来たのは1978年のこと。歯科業とレストラン業に従事していたバブコック夫妻が別 荘用に土地を購入。その後1980年に葡萄を植え、1984年に息子のブライアンをワインメーカーとしてワイナリーを設立しました。 ちなみにオレンジカウンティはシールビーチにあるWalt's Wharfというレストランはなんとバブコック所有。Walt's Wharfは気軽に美味しいシーフードとワインが楽しめるお店で、気に入って良く行っていただけにびっくりしました。 元はレストラン業というだけあってバブコックのワインは食事との相性抜群。食事と併せると料理とワインの両方が何倍も美味しくなります。 【 バランス 】 バブコックのお勧めピノはこの3種類。どれも素直でしっかりした美味しいワインです。秋なので、ポルチーニのクリームパスタなんかと一緒に飲んだら美味しそう! 2002 Babcock Pinot Noir Tri-Counties Cuvee ($18)はバブコックエステートの葡萄46%、サンタバーバラはロスアラモスのカレガランチの葡萄29%、モントレーのメサデルリオ15%、ソノマのドメインシャンドン10%のブレンド。3つのワイン地域のブレンドなので"Tri-Counties"という名前がついています。 ジューシー、元気なチェリーやブラックベリーの完熟果 実。バランスも良く、この価格帯のピノとは思えない美味しさ。お買い得の一本です。ピノを104%楽しめますよ。(ワインのラベルに注目!) 2002 Babcock Pinot Noir Grand Cuvee ($30)はバブコックエステートの葡萄とカルガサッキ畑の葡萄のブレンド。エステートの葡萄がしっかりとしたブラックベリーの果 実、大地の香り、スパイシーさを与え、カルガサッキの葡萄が深みのある果 実、濃縮感、ミネラル風味を与えます。酸、糖、香り、熟成度のバランスが絶妙なワインです。 2003 Babcock Pinot Noir Cargasacci Vineyard ($40)は現在人気沸騰のカルガサッキ畑の単一畑もの。とても深みがありゴージャスなダークチェリー系の濃縮果 実。大地やハーブの香り。完璧なまでのバランス、スムーズでエレガントなタンニンが舌にとろけるようなワイン。総生産量 200ケースと少ないのでちょっと見つけるのが大変かも。 2004.10.21.
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2002 バブコック ピノ・ノワール・トリ・カウンティーズ・キュヴェ 価格 3,200円 (税込3,360円) 送料別 |
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